沈魚落雁

水面を泳いでいる魚は水中の奥底まで沈んでしまい、空をゆうゆうと飛んでいた雁は山の端っこに落ちてしまうくらいの、とびきりの美女のことです。

美女に微笑まれて、魚もふらふらになって溺れてしまうという方がわかりやすいのですけれども、そんな解釈は無いのです。人間から見てみれば、すこぶるつきの美人だとしても、鳥や魚の目で見てみれば、人の容姿が美しいか醜いかなど問題とするはずもないのです。

蜀犬吠日

「蜀」とは中国の地名の事です。「蜀」は山の多い地域で霧が多かったそうなのです。ですから、日を見ることがめったになかった「蜀」の「犬」は、太陽をたまに見ると怪しく思って吠えたのです。つまり、器量や見識が乏しい者が他人の優れた考えや現行を理解できなくて非難して攻撃することから、もの知らずの喩として使われているのです。